四十肩、五十肩という名前は聞いたことがあると思います。病院では肩関節周囲炎などの名前で呼ばれることの方が多いです。今回は分かりやすく五十肩の呼び方でいきます。
なぜこの名前がついたのか…単純に50歳くらいによくなるからです。
(なので60歳だろうが70歳だろうが五十肩です。)
主には肩の痛みと肩関節の可動域制限(肩の動きが悪くなる症状。)が主な症状です。元々はこのような症状が出ていれば五十肩と呼ばれていたんですが、最近は腱板断裂や、石灰性腱炎などが含まれていることが分かったのでこれらを除いたものを五十肩と呼んでいます。
(腱板断裂、石灰性腱炎についてはまたこんど詳しく書かせていただきます。)
症状は初め強い痛みとともにだんだん肩が動かなくなります。(凍結進行期)次に肩は硬くなりあらゆる方向に動かなくなります。しかし強い痛みは減ってきます。(凍結期)その後肩の動きが徐々に出てきて動くようになり元に戻ります。(解凍期)
この間約1年と教科書上はなっていますが実際はもっとかかることも少なくありません。
(肩関節学会に出た時に五十肩の定義に三年以内によくなる。という言葉が入っていたと思います。長いですね!!)
五十肩にはその時期その時期に合わせた治療が必要となりますので書いていきます。
凍結進行期は痛みが強くいので基本は安静と痛み止めや注射などが行われます。痛みが出ない範囲で動かすことはありますが激しいことはしません。
凍結期は肩の硬さが出ている割に痛みは強くないのでここから肩の動きを出していき元の動きに近づけていきます。
最後の解凍期もどんどん動きをよくしていきますが、凍結期と違い効果出やすいです。
実際にはあまりに硬さが強く出てしまったりした場合は手術などの適応になります。
五十肩の治療に必要なのは根気です。やはり長くかかるし肩の動きが悪い状況の中では生活を送る上でとても不便になることが多いです。
今回、五十肩について書かせていたできましたが一つ気づいたことがありました。私が学生で勉強していた時は、凍結進行期→凍結期→解凍期ではなく炎症期→拘縮期→回復期との言い方でした。医療の進歩と共に色々なことが変わっていきますね。
実際手術もできるだけ傷がつかないように鏡視下での手術が多くなってきましたしね。
これからも医療の発展とともに新しいことが分かってくると今日書いた文章も古い話になってしまうのか。
今後も常に新しい知識を増やすために勉強も頑張らないといけませんね。
五十肩に限らず、どんどん新しいことがわかればこのブログで紹介していきますのでよろしくお願いします!
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